臨床心理士に求められる資質

相談依頼者は心に様々な悩みや葛藤を抱えて、臨床心理士のもとを訪れます。
そんな悩める人々の気持ちを受け止め、真摯に耳を傾けることだけでも、依頼者の心は随分軽くなります。
カウンセリングに関しては、臨床心理士の価値観や思い込みを押し付けたりせず、依頼者の立場やそれまでの生き方を理解し、共感することが重要になります。

臨床心理士に必要な資質は、依頼者の価値観や考え方を受け入れる包容力や、相手の立場を理解する理解力、依頼者が閉ざした心を開くまで待つ忍耐力、そして絶えず自己研鑽し続ける向上力などが必要になります。

臨床心理士というと、知識や技術だけが必要で人間としての魅力や力は必要ないと思われるかもしれませんが、臨床心理士には依頼者を思いやる気持ちや寄り添う気持ち、共感する気持ちなど人間としての魅力も必要になります。
それは、心の世界の専門家であるからです。
人の心と向き合う仕事である以上、技術や知識だけでは十分に対応しきれないのです。
臨床心理士は、機械が相手の単純な仕事ではありません。
血の通った人間同士の交流が基本になる仕事ですので、時には強い感情を抱き過ぎ、情が移ることもあるでしょう。
そんな時でも心の世界の専門家として、自分自身を律する自制心も必要になります。
相手の言葉や態度にいちいち感情を爆発させたり、自分の価値観を押し付けたり、話の内容がお説教になるような方では、心の世界の専門家としては向いていないかもしれません。
感情移入することと共感することは、似ているようで違います。

このように臨床心理士に求められる資質は、非常に多岐にわたり、誰でもすぐにできるものではありません。
けれども難しいながらもやりがいもあります。
人間が好きであれば、上記の条件に当てはまらなくても勉強や訓練次第で能力を獲得することはできます。

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