自律訓練法

臨床心理士が行う心理的サポートの一つに、自律訓練法があります。
この自律訓練法を世界で最初に発見したのはドイツの大脳生理学者ボルゲットでした。
ボルゲットは自己暗示と催眠の間に類似点があることを発見し、続いて同じドイツの精神科医シュルツがこの研究を発展させました。

自律訓練法とは、ある方法に従って自己催眠を行うことです。
この訓練法は個人が一人で行うことができますが、訓練の手順や方法などは、その訓練内容を熟知した臨床心理士が指導します。

この訓練法の手順ですが、まず外部からの光や音をなるべく少なくしてから目を閉じ、仰向けに横になります。
横になることが出来なければソファに座るなどして、自己暗示の言葉をゆっくりと繰り返します。
両手両足が重たい、両手両足が暖かい、心臓が静かに動いている・・・など決められた言葉(公式)を繰り返します。

1日に3回、1回に2~5分間練習します。
訓練の終わりには深呼吸しながら目を開くという打消しの動作を行います。
これを2~4ヶ月ほど練習すると訓練法を習得できるようです。

この訓練法を行うと、自律神経の働きやバランスを整えることができます。
その結果、血流が良くなる、呼吸が落ち着く、胃腸の働きが改善する、心身症や神経症の症状が改善していく、などの効果があります。

心理カウンセリングは言葉を使い、相談依頼者の心の緊張を解きほぐし、身体の緊張やストレスを和らげるという方向性ですが、この自律訓練法は、逆に身体の緊張をほぐすことで心の緊張を和らげるという方法です。

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